性病症状一覧

性器ヘルペス

性器ヘルペス(GH)

●女性の場合、子宮や膀胱までウイルスに侵されてしまう事もある。
●潜伏感染すると抗ウイルス薬が効かず、再発を繰り返す。
●口やノドにできたヘルペスは痛くて食事が出来ない状態になる。

ヘルペスとは、ヘルペス単純ウイルスというウイルスに感染することによって起こる皮膚疾患です。 
ヘルペスウイルスには1型と2型の2種類あり、主に下半身に症状が出る性器ヘルペスと、口唇や顔面など上半身に症状が出るものがあります。このウイルスの特徴は、最初の感染(初感染)後に免疫ができても、体力の低下や外傷などの機会があれば再発を繰り返します。

女性の発症箇所
●女性の主な症状
・発症すると強い痛み。
・痛みの前にかゆみ等の前駆症状。
・排尿困難、歩行困難。
・発熱、頭痛、倦怠感。
・水疱性または潰瘍性病変が多発する。
男性の発症箇所
●男性の主な症状
・陰部や周囲に小水疱。
・排尿困難、発熱、頭痛。
・まれに無菌性髄膜炎やウイルス血症を生じることもある。

女性は症状がなく潜伏感染していたヘルペスウイルスが、全身あるいは局所の免疫抑制状態になったとき再活性化されて病変を形成します。免疫抑制状態は、抗がん剤、副腎皮質ホルモン剤などの投与、放射線照射、手術などによることがほとんどですが、心身の疲労などが原因になることもあります。再発は、心身の疲労や女性の場合月経が契機となります。再発の回数は様々です。

男性は発型の場合は、亀頭を除く陰茎部に多発し、一般には症状は軽く、限局性に発症します。4日~2週間で治癒します。腰痛、下肢のしびれ感など再発の前駆症状が数日前より起こります。また、殿部、まれには足底に再発型として発症する事もあります。

全ての性行為(セックス、アナルセックス、オーラルセックス)で感染

全ての性行為(セックス、アナルセックス、オーラルセックス)によって感染してしまうので、気づかないままパートナーへうつしてしまうことがあります。病変部との接触により感染します。症状が出ていないときでも、感染することもあります。

感染してしまったら・・・

感染日から2~3日で検査可能ですが、発症までは2~10日程度。

自覚症状がある場合は、早期に医療機関へ行くことをお勧めします。パートナーと一緒に感染している場合が多く見られるので、二人一緒に受診・治療をする必要があります

※性器ヘルペスをお調べする検査キットは弊社にはございません。

医療機関を受診するにあたって

もしも感染してしまったら、早期発見・早期治療をすることが大切です。症状が軽いからと軽視して受診せず、病状を悪化させてしまい、さらには他の方に感染させることは避けなければいけません。パートナーと一緒に治療することが大切です。

男性は泌尿器科・皮膚科・性病科、女性は婦人科(産婦人科)・皮膚科・性病科で治療を受けます。のどへの感染は耳鼻咽頭科を受診してください。

治療方法

5~10日程度薬を内服、又は軟膏を塗布します。
症状が重い場合には点滴治療が行われる場合もあります。

治療方法

現在神経節に潜伏するウイルスを排除して完治させることはできません。
様々な刺激(過労・ストレス・セックスなど)により、再発することがあります。繰り返す再発には、
ウイルスの増殖を抑える治療もありますので、医師にご相談ください。

予防しましょう!

コンドームの使用がすすめられていますが、病変部などとの接触により感染するので、コンドームの使用だけでは完全な予防はできません。


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