性病症状一覧

疥癬(かいせん)

疥癬(かいせん)

●激しいかゆみのある赤い発疹やしこりができる。
●感染率が非常に高い。
●高齢者とその介護者に多くみられ、性行為による感染は10%前後。

疥癬はヒゼンダニという小さなダニが寄生して起こる病気です。ヒゼンダニは4対の脚をもち、円板状の透明に近い。体長は約0.4mmで、ヒトの皮膚のあらゆるところに寄生するが、手掌や指間のほか外陰部の角化層に穴を掘って棲息します。

発症箇所
●男女とも同じような症状が出ます
・ヒゼンダニ寄生後、1ヶ月間の潜伏期を経て発症
・かゆみが強く、夜、布団に入って体が温まると、眠っていら
 れないほどかゆくなります
・ヒゼンダニが皮膚に卵を産み付けるため、外陰部、下腹部、
 わきの下、指間などに赤いボツボツや小さな水泡ができます
・女性では乳房下部にも好発します。

夜になると強くなる激しいかゆみが特徴です。このため、かき
壊してしまうことが多く、細菌による二次感染も併発してきま
す。手首、手指の間には、疥癬トンネルと呼ばれる細くて灰白
色で長さ数mmの線状の皮疹がみられます。
感染力がとても強いので、注意が必要です。

主に人間の皮膚から皮膚へ、直接接触することで感染します

容易にヒトからヒトに感染します。外陰部に棲息するものは性行為により簡単にパートナーに感染します。家族や集団生活によっても集団発生するが、老人病棟では衣類などからの感染に加えて看護人を介して病棟内全体の入院患者に伝染することもまれではない。寝具などを介して感染することもあります。

感染してしまったら・・・

発症までは約1ヶ月。症状があれば検査可能。

激しいかゆみがある場合は、早期に医療機関へ行くをお勧めします。簡単に他人へ感染するので早急に対応することが大切です。

※疥癬をお調べする検査キットは弊社にはございません。

医療機関を受診するにあたって

もしも感染してしまったら、早期発見・早期治療をすることが大切です。症状が軽いからと軽視して受診せず、病状を悪化させてしまい、さらには他の方に感染させることは避けなければいけません。パートナーと一緒に治療することが大切です。

男性、女性ともに皮膚科を受診してください。

治療方法

基本的に外科治療(切除)、軟膏を処方する場合もあります。

治療方法

薬剤を顔面以外の全身にくまなく毎日塗ります。乳幼児では、頭、首も含めて全身に塗ります。通常なら1ヶ月ほどでヒゼンダニを全滅させることができますが、かゆみが残ることもあります。

予防しましょう!

性感染以外での感染が多いため、コンドームによる予防は役に立ちません。

ヒゼンダニは50度以上、10分間で死滅しますので、衣類、シーツ類の毎日入浴後に交換し、乾燥機で加熱(天日干しで湯で50℃以上の湯に付ける)。電気掃除機で丁寧に毎日掃除。

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